ベトナム鉄道のHP(英語版)

    ハノイに赴任していた時の思い出の一つに、セオム(バイクタクシー)での、列車との競争があります。
   私が勤めていたベトナム教育訓練省立経営幹部養成校は、ハノイからサイゴンに向かう鉄道路線と平行して走る、国道1号線(ホーチミンルート)であるザイフォン通りからちょっと入ったところ。ハノイの次の駅のザバット駅の側にあります。踏み切りで停まってしまうのを嫌うセオムのおじさんたち、列車近づいてくると、何とか先に踏み切りを駆け抜けようとスピードを上げます。ベトナムの鉄道は30〜45キロぐらいで走るので、バイクだとすぐに抜くことができるのです。私は後ろから、「平行して走ってくれた方が嬉しいのに…」といつも思っていたのですが……。
    さて今回、このいつも眺めていた列車に、とうとう乗ることができました。今回の旅の仲間は、砂場@横浜さん、風来坊さんのお二人。砂場さんはハノイに赴任していた当時に日本企業のハノイ駐在で滞在されていた方です。風来坊氏は大学時代の友人。私と一緒に「第1回日本ベトナム教育セミナー」に参加されています。

午前8時半、ハノイ駅集合。
案内を頼んだベトナム人現れず…。
どうせ、寝坊だよ(笑)
   今回は、私がまだベトナムの鉄道に乗ったことがなかったので、いつもインドシナMLでお世話になっている砂場@横浜#元ハノイさんのご厚意で「列車に乗ること」だけを目的にした小旅行を企画したのであります。砂場さんには、ハノイ在住時にも大変お世話になりました。
    ハノイ駅の雑踏の中、案内を頼んだベトナム人の知り合いを待ちますが登場せず、3人で出かけることになりました。
    基本的に「乗ることが目的」で鉄道に乗る人はいないわけで、日本や欧米の一部の国を除いて「鉄道趣味」は市民権を得ていないのですが、ここベトナムでも同じです。「夕方までに往復できる所まで」なんて言うと、窓口の女性が不思議そうな顔をします。
    毎週日曜日に、ハノイの郊外を1周廻ってくる周遊列車が走っているとのことで、パンフレットを出してきて進めてくれました。どうやら最新型の2階建て列車で食堂車もあるらしい。明らかに外国人観光客向けの列車ですが、なぜか、パンフレットにはベトナム語の説明しかありません。
    ま、とりあえず「列車に乗りたい」ということだけは伝わったようです(笑)
HANOI 11:10発、SAIGON行き
   S5列車の乗車券
Soft seat 外国人料金。
5%もTAXがついてますね。

    まあ、100`ぐらいの距離で
2万7千ドンだから
やっぱり安いですね、、、
と、思っておきましょう
    とりあえずハノイから南へ約120キロのNINH BINHまでの切符を購入しました。11:10初のサイゴン行きのS5列車、外国人料金で27.000DONG。時間があるので駅前の食堂で、久しぶりのタイガービールでカンパイしました。
このシートの狭さ
中国の人民バスを思い出す…
右は同行の風来坊氏
  車内は空いているかと思って乗車したのですが、ベトナムも連休中で満席。最初はおとなしく指定された席の近くのSoftseat(だって、我々の席には大きなダンボール箱が占領していて……笑)に座っていましたが、車内販売で333(サイゴンのビール)を飲んだ辺りで車内探訪に出かけました。そこで行き着いた先頭(DLの後ろ)の厨房車両に座らせてもらって、再びビールを飲みました。
あの包丁、錆びてましたが…
  ベトナムの列車は食堂車と言うものは基本的に存在していなくて、この厨房で弁当を作って車内で売るんですね。それでも一角にイスとテーブルがあって、乗務員が食事をしたりしています。そこで我々も、乗務員が食べていた美味しそうなcom飯に挑戦。肉も野菜も美味しかったのですが、なんで乗務員のよりおかずが少ないの?
ニンビン到着

降りた人と、乗る人と…
みなさん、乗れましたか?

ところで右側の車両
相当古そうですね…
   食事が終わって333も5本消化したところでNINHBINH到着。この街はホアルーやタムコックと言った景勝地、更にはハノイの妹○ィンちゃんの実家にも近いのですが(笑)、基本的には田舎の駅。強い日差しの中、とにかく散策してみようと言うことで、歩きまわりました。駅前の通りを10分も行けば町外れ、排泄物の匂いが漂う路地を抜けると市場に出たり(笑)、ベトナム人の生活臭ムンムンの一時でした。
切符を片手に、御満悦の努くん
駅前の通り

しずか、のどか、のんびり、
ビアホイ屋の、お姉様達
年齢不詳……